お手軽なカニカマを使って玉ねぎのシャキシャキ感を生かしたデイリーなメニューです。以前、蟹玉を作った際ひっくり返す時にひび割れて失敗してしまった事を思い小さく分けて焼いてみてはと考案しました。
 

 
 
＜材料＞2〜3人前
・玉葱 1/2個
・卵 6コ
・椎茸　2個　
・かにかま 1袋
・青ネギ（トッピング用)
・塩、こしょう少々
・油 適量
・A 甘酢あん
　　 砂糖 大さじ4
醤油 大さじ4
　　 水 大さじ4
　　 酢 大さじ4
片栗粉 小さじ2
 
＜作り方＞
1）玉ねぎ、椎茸をスライスし（2〜3㎜)青ネギも小口切りに、Aの材料を合わせておく。
 
2）熱したフライパンに適量の油をひき、玉ねぎを入れ中火で炒める。半透明になってきたら椎茸を入れ塩こしょうを少々で下味をつけ更に炒める。玉ねぎのシャキシャキ感を残したいので、全体に軽く焦げ目がついたところで火を止めパットに移し少し冷ましておく。
 
3）ボウルに卵を割り入れ溶き、割いたカニカマを加え、軽く混ぜておく
 
4）先ほどのフライパンを綺麗にして熱し油を大さじ1ひき、3の卵液を回し入れる。中火で外側に火が入ってきたところでフライパンを揺らしながら内側に向けてさえ箸でフワッと混ぜ、フライパン返しで3〜4等分の塊にこんもり分けて焼く。下面に焦げ目がついてきたら裏返して軽く焼く（フワッと仕上げたい為、半面をじっくり焼いているので片面は形が整う程度にサッと焼きでOKです）。
 
5）焼き上がったら皿に盛り付ける（少し重なり合うかんじで高さを出して盛り付けると見栄えが良いかもしれません)
 
6）軽く洗ったフライパンにAの甘酢あんを投入し、弱火でゆっくりとろみがつくまで混ぜる。
 
7）5で盛り付けたものに甘酢あんを回しかけ青ネギを散らせたら完成。
 
♪ポイント 卵をひと塊りにしないでいくつかの塊に分けて焼く事で火が通りやすく返しやすいので失敗しにくくフワッと仕上がり食べやすいです。あん無しで卵液に麺つゆを適量加え更に小さく焼くとお弁当のおかずにも最適です。
 

 
 

 
料理研究家　長尾涼子
「家族がよろこぶごちそう」をコンセプトにレシピ開発。子育て経験を活かした、誰もが作りやすく栄養バランスのよいレシピを得意とする。
 
「玉葱がメインの料理とは？」と聞かれると、なかなかすぐに答えられる料理が浮かびにくいかもしれません。でも考えてみると、代表的な美味しい料理には玉葱が使われていることがとても多い気がします。カレーやハンバーグ、酢豚など、まだまだいろいろあります。もちろん我が家でも何かと玉葱の出番が多く、年中常備しています。

また玉葱は体にも良く、消化液の分泌を促し新陳代謝を盛んにする働きや、血液をサラサラにし高血圧や糖尿病などに高い効果が有ったり、ビタミンB1の吸収を促す働きもあるなど良いことづくしです。
そんな万能な野菜である玉葱の美味しさを引き立て、身近な食材を使い誰でも簡単に作れるそんなレシピを提案出来ればと思っています。